2016年07月31日

翻弄

24時間の救急センター 20
なんの数字かわかりますか?

20キロ。我が家からの距離なんです。

制限速度がありますからね。どんなに早く行こうと思っても、空いていても、3〜40分はかかります。

もしもなにかあったとき、近く(10キロ圏内)の信頼出来る獣医さんを5件。

あなたのお家からは、何分で獣医さんの元へ連れて行けますか?

そして、いつもの獣医さんがお休みな時は?



私も常々頭ではそんなことを描いて生活していました。

でも万全ではなかったのです。


こんな事を書くこと本当に思ってもみませんでした。

起きては困る、起こってはもらいたくない事が、ある日突然身に起こりました。

教え子のシェパードの龍君が胃捻転になりました。


前日から我が家にお泊まり訓練へやって来ていました。

いつもの様に訓練をして、いつもの様にお腹を撫でて、
ご褒美のボール投げをして、訓練を満喫して16時頃に帰宅。

20時に再度、夜のおトイレタイム、21時には食事を済ませ、犬たちは就寝

なんの変化もありませんでした。

次の朝、早朝訓練を予定していましたが、
天気予報では、夜中雨が降る予報で
日中も雲っていて過ごしやすい1日となるというので、
訓練を早朝から午前中に切り替えました。

朝6時、犬たちの出し入れとなり、
龍君を出した時、いつもの勢いがなくタッタッタと出ていくのを確認、
下を見ると白い泡を吐いていて、珍しいなと再び龍君の方を見ると、水を飲み座り込んだのを見て、
いつもと違うexclamation×2
近づき胃を触ると硬く膨らんでいる
胃捻転exclamation×2
病院exclamation×2exclamation×2
すぐに車へ乗せる。

ここまではシュミレーション通りでした。

一刻を争うから、どこの病院へ?

すぐに行ける場所、手術をしてくれる人をと

電話をかけど、皆営業時間外だと留守番電話

折り返しの連絡を待つがすぐにはかかってこない。

緊急時の新たな電話番号を知らせてくれるアナウンスもあったが、
夜間の25時までだったりした。

皆、自宅兼動物病院をしているから、無理に起こせば出てくれると思っていました。

自分が思い付く5〜6件は連絡したと思います。

しかし、最初にコンタクトを取れたのは、龍君のオーナーさんだった。

現状を話し、他に思い当たる病院を聞いてみたが、当然驚きで混乱。

通勤時間帯でどれくらいかかるかわからないけど、近所の病院がなければ、24時間対応の病院へ向かいますexclamation
電話を切ると、

折り返し数件の病院からで
しかしどこも、スタッフがいなく今すぐには対応出来ないとのこと

直ぐに車を出して裏道や高速を使い40分ほどで24時間対応の病院へ到着

直ぐに手術へ踏み切ってもらいました。

オーナーさんも駆けつけてもらい、手術が終わるのを待ちました。

ついさっきまでは、1秒1分がえらく早くて、
そして今はとても時間が長く感じる、
なんだかとても変な感じでした。

手術が終わり、麻酔から目を覚ましたのを先生が確認してから、先生の話を聞きました。

麻酔から目が覚めたことに安堵してましたが、
術後一週間は余談を許さないとの話。

随時対応出来る医者が側で待機しておきますから。との言葉。

龍君ならきっと頑張ってくれると思い病院をあとにしました。

そして、その12時間後、急変。
オーナーさんが駆けつけて、オーナーさんの姿を確認して龍君は息を引き取りました。


今もなお、なんで龍君が?

色々なことが頭をグルグル回っていて
答えが見つかりません。


胃捻転は怖い。と常に言われていて。

私も20年間ずっといつも頭にありました。

でも、初めて直面して
ハッキリわかったことは

なってからは、いつもと違う変化があるのですが、これらの病気は兆候がない。

手術そしてその後のケアを診てくれる獣医さんが少ない。

そして、こんな悲しい経験を実際にしている飼い主さんが多いこと

こんなに昔からある病気なのに、何一つ打開策がないなんて。


龍君はなんの為に?

身をもって私達に伝えたかったこと?

龍君には違う使命があったでしょ?

ずっと頑張ってきたじゃん。

何事も楽しそうに作業をする龍君。

やっと形になってきて、私も少しずつ楽しくなってきた矢先…。

すみません。少なからず似たような経験をされてる方は、思い出してしまいますね。


……辛いです。


でも、悲しんでばかりいると、
龍君のオーナーさんもお辛いでしょうし、
どんな時もヘラヘラした龍君が、いつもと違う私を見て困ってしまうでしょうから、

私が今出来ること。

考えて、動きます。


本当はこんな事、私が書くべきじゃないのかもしれません。

でも、こんな悲しい事を一人でも増えて欲しくないので。


とにかく、ワンちゃんの身になにか起こった時は、自分の勘を信じて、直ぐに病院へ!

常々、シュミレーションしていて下さい。

意外と動けないものですし
なんで今日に限って!みたいなこと多いですから。

たまたま、先生がその日だけいなかった。とか

たまたま工事してて、渋滞していた。とか

嫌だけど、本当重なるものです。



残酷なもので、良いことも、嫌なことも、時間は刻々と進んでいくのです。

思考や気持ちを残したまま、前へ進まなければなりません。

どうしたらよいのでしょうね。



こうして読んでいただく人々にも不安やなんとも言えぬ気持ちにさせてしまってすみません。

出来るだけ楽しいblogを意識して、これからも発信していきたいと思います。

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ニックネーム リズ at 07:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 訓練士こぶちのコメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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